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実験落語neo〜シブヤ炎上2017晩秋〜レポート

11月24日、秋も深まったプレミアムフライデー、

『実験落語neo』も8回目。

新作落語のレジェンド、三遊亭円丈師匠の「実験落語neo、は〜じま〜るよ〜」という発声で開幕しました。


トップバッターは、桂宮治さん。

開口一番、「新作落語の会だと思わなかった!」と愛嬌たっぷり。

古典落語の名手が披露したのは、自作の創作落語『母さんのお弁当』。

お弁当のおかずを題材に、生徒と先生の会話を中心に話が進んでいき、見事にサゲが決まった。

客席の熱気に包まれ、高座を下りた宮治さん。

そのチャーミングさを堪能できる高座だった。

 

二番手は、三遊亭天どん師匠。

『ひと夏の経験』という、夏休み明けの学校で繰り広げられる一幕を描いたネタを披露。

夏休みを越えて、大人びていく女子生徒を「消しゴム取って」「イレイサー」のセリフのみで語る。

色気たっぷりの花魁になる場面では、高座から下りてセクシーポーズを最前列のお客様の目の前で決めた。

芯のあるよく通る声を劇場全体に響かせ、爆笑の渦に巻き込んだ。

 

前半戦の最後を飾るのは、林家木久扇師匠。

木久扇師匠の師匠を語る『彦六伝』から始まり、

談志師匠の選挙活動を描いた『明るい選挙』まで。

師匠が語る、実際に起こった出来事の一場面一場面、

子細に渡る描写、語り口に、情景が目に浮かぶようだった。

木久扇師匠の語りが会場全体を柔らかい雰囲気で包んでいた。

 

仲入りをはさみ、月亭可朝師匠が登場。ギター漫談がスタート。

ギターをつまびきながら、近頃の風潮を嘆き節で語る。

一世風靡した『嘆きのボイン』を「ご挨拶代わりに」と披露。

ヒットした当時と同じ艶のある声。

続々と痴漢が登場する歌『出てきた男』は、自然の摂理を語っているような哀愁を感じる。

間や空気が全て可朝色に染まっていた。

 

実験落語neo、トリは三遊亭円丈師匠。

釈台に台本を置くスタイルのリーディング落語はもはや専売特許となりつつある。

扇子を多めに『タイタニック』を披露。

『ランボー怒りの脱出』に続く、ムービー落語である。

消えオチをすると公言していた師匠。

ロビーでウエルカム落語を披露していたお弟子さんの三遊亭はらしょうさんが、

座布団を高座にどんどん投げ込む。

高座の上に座布団が山積みになり、円丈師匠の姿が消えていく。

台本と共に…。

座布団を波に例えて消えていくという、新作落語ならではの消えオチ。

座布団の下の台本を探す姿もウケに変える円丈師匠。

もはや恐いものなしです。

 

今回は、いつもは年長の円丈師匠が、なんと三番目に若手という、

渋谷ではなかなか見られない顔並びでした。

熱気に溢れ、自ずと活力がみなぎる会になりました。

そして時間を忘れて打ちあがりました。

ロビーの顔はめパネルは楽しんでいただけましたでしょうか。

くり抜いたところにご本人が入るという、レアなショットです!

 

最後になりましたが、お越し下さった皆様、ありがとうございました。

次回は、来年2月の予定です。

ご期待ください!

  • 2017.11.29 Wednesday
  • 23:41


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